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March 2005

March 29, 2005

リベラル・アーツ

「ファッション・クリエイションのひみつ」(大島幸治著/東京堂出版)という本が手元にあります。
この本は、桑沢デザイン研究所の「衣服」に関する専門科目の講義内容をピックアップしたものだとか。
ファッションデザイナーなどの服飾関係の道に進もうと思っている訳じゃないですけど、内容が興味深かったので、つい衝動買いしてしまいました。(買うのはいいけど、読むのが追いつかないのに...)

で、この本のなかでは、デザイン・ワークのなかでも、特に時代のトレンドに直結する「ファッション・デザイン」においては、逆に過去を紐解くかの如く、「服装史や民族衣装、伝統的なテキスタイルなどの人類学的な資料の蓄積が必要」だそうです。そこで得た知識(歴史)のなかから、自分独自の「デザイン・ソース」を見つけよう、ということでした。
と、ここで思い当たるのは、本校の「身体デザイン論」のテキストです。このテキストの第4部は、まさに服装史と民族衣装がテーマになっていました。なるほど、考え方が同じですね。

さて、この本を読んでいたら、「新しい発想を考えようとすると、即戦力となる実学よりも、リベラル・アーツの根源的な思索が必要」とも書かれていました。
「リベラル・アーツ=文法・論理学・修辞学・代数・幾何・天文・音楽」とのことで、これらが伴っていれば、自分の中の才能(金鉱脈)が見つけ易くなるとか。

なるほどねえ。その言葉は知りませんでしたが、言われてみると、スクーリングでは、実学(テクニック)より思想を伝えようとするところがあります。
リベラル・アーツですか...自分は、全部不十分ですねえ。

March 28, 2005

2005年度のテキスト科目は?

2005年度のテキスト科目(レポート課題)を何にしようかと考えています。

入学時にテキストが配布されている「京都学」、「現在デザイン論」、「メディア論」などは勿論ですが、去年、テキストを入手したのに着手しなかった「建築文化論」も候補となります。

2004年度は「身体デザイン論」を取ることにしたので、「モード/ファッション」という観点で考えてきましたが、2005年度は「建築」がキーワードとなりそう。ということは、「建築文化論」のテキストは無駄にならないかも...
それから、最近はフジテレビ/ニッポン放送の件がありますので、「メディア論」は意外と「旬」な科目かもしれませんねえ。
また、中国文化を「食」の観点から捉えようという「中国文化論」もちょっと興味を感じてしまいます。観点が面白そうです。(フィールドワークがあったら、なお面白い!?)

まあ、2005年度は、スクーリング科目は2科目しか受けられず、おのずとテキスト科目に重点を置くことになるので、シラバス見ながら、もう少し考えてみます。
と言いつつ、「空間論」のテキスト送付票を昨日郵送してしまいました。こっちはテキスト入手してから課題に着手するかを考えたいと思ってます。
あと、一般科目のスクーリングを受講してみたいと思っているのですが、居眠りしそうなので(間違いなく...)、ちょっと躊躇しています。

という訳(?)で、
このブログを読まれた本学の方で、この科目が役立つとか、面白いとか、そういうアドバイス含めて、コメントを頂ければ幸いです。(私が把握している方以外に誰か見ているのかなあ...)

March 27, 2005

GWのスクーリング

GWのスクーリング申し込みのとき、前半/後半の日程からそれぞれ1科目ずつを希望科目とし、片方取れたら、もう片方はキャンセルするという主旨でコメントを書いて出したら、わざわざ学校から確認の電話が来ました。
GWのスクーリングは、比較的取りやすく、希望すれば2科目とも取れるかもしれないので、「変更できますよ」ということでした。
ここで2科目取っても、2005年度で3年次スクーリング科目に出席できる訳ではないので、という理由でお断りしましたが、一番の理由は、5連泊するお金の捻出が難しかったことなんですよね...
正直にそれを話すのが、ちょっと恥ずかしくて、言えませんでした。係の方、ごめんなさい。

「閑話休題」
テキスト課題の2005年度最初の締め切りは5/10なので、「自主的春休み」状態を継続し、通勤電車内ではテキストではなく、他の本を読んでいます。

最近読んだのは、以下の本。
■ 「形とデザインを考える60章」(三井秀樹著/平凡社新書)
■ 「キーワードで読む現代建築ガイド」(飯島洋一著/平凡社新書)
■ 「東京・パリ・ニューヨーク ファッション都市論」(南谷えり子、井伊あかり著/平凡社新書)
■ 「文字のデザインを読む。」(高柳ヤヨイ著/ソシム)
拾い読みなので、ちゃんと頭に入っているのかなあ???

March 24, 2005

相変わらずの宿問題

先日、4/5月開催分のスクーリング受講希望を送付したのですが、それに対する宿の確保をすっかり忘れているのに気付きました。(開催時期がGWの真っ只中なので、早い時期に宿だけは押さえておこうと考えていたのに)
なので、希望通りのスクーリングが取れたのかが判るのはまだまだ先ですが、今日予約を入れることにしました。

会員になっている2つのホテルグループ(○パホテルグループと△横ホテルグループ)では、5/1~5/4の連宿(折角なので前日入りしたい)をしようとすると、シングルで一泊1万円以上の部屋しか空いていませんでした。
さすがにこの金額では躊躇してしまいます。
結局、この2つのホテルグループでは、5/1と5/2の一泊づづを別々のホテルで予約することになりました。

5/3については、京都市内にある他のホテルの確保は早々に諦め、去年の秋に宿泊した大津のホテルにしようとしたのですが、既に予約が一杯でした。
なので、JR大津駅前にある他のホテルの空き状況を確認し、無事予約することができました。

京阪沿線にある大阪市内のホテル(会員になっているところ)が空いていたので、選択肢の一つとして考えていましたが、出町柳~天満橋間が特急で45分程(料金は500円位)かかりますので、大津の方を選んでしまいました。
でも、良く考えたら、乗り換えの手間や待ち合わせ時間を含めた所要時間を考えると、同じくらいかもしれません。それに車内で居眠りしてたら、少々長い乗車時間も気にならないかも...

卒業...

ちょっと早く帰宅したので、たまにしか観ないNHK-BS2の「エイリアス2」の最終回を観ました。
でも、「これで終わっちゃうの???」という疑問(不満)を感じる終わり方だったので、その後はダラダラと、地元のケーブルテレビのチャンネルを変えて観ていたら、放送大学のチャンネルで、卒業式の模様が放送されていました。

なんでも、今年、放送大学の教養学部では、20代から80代までの幅広い年代で、4800人以上の卒業生が巣立っていったそうです。
社会人でありながらも、何年かかっても学び続けた姿を見させて頂き、その志と努力に敬服してしまいました。
(諸先輩方、ごめんなさい。うちの学校の卒業式は見なかったんです...)

という訳で、自分もやりとげたという「感動」を味わいたいと思った次第です。
卒業生の皆さんの顔は清々しいというか、生き生きしてましたねえ。

March 23, 2005

5Iの法則

「5Iの法則」というものがあるそうです。

それは広告や販促物の制作にあたって、表現における基本的条件の指標となる、
「Idea(アイデア)」、「Inpact(インパクト)」、「Interest(興味)」、「Information(情報)」、そして「Impulsion(衝動)」の五つの言葉の頭文字を取ったもので、これらが充足していることがメッセージの伝達効果を高めることになるそうです。
この法則では、「Information(情報)」以外は、作者の内面から発信するもので、何かしら芸術的な要素を感じます。

ところで、「情報デザイン入門 インターネット時代の表現術」(渡辺保史著/平凡社新書)では、情報デザインとは、「膨大なデータ、あるいはコンテンツ(内容)をさばき、人が理解しやすく活用しやすいコンテクスト(文脈)にまとめ上げて行くこと」と書かれてました。
そして、「情報デザインにかかわるスキルやセンスを身につけていくことが、デザイナーにとってばかりでなく、仕事をもつ人々や、日常的に情報メディアにかかわりながら生活している人々にとっても、欠かせない姿勢になってくるだろう」とも述べています。デザインは、芸術家のような特別の才能を持つ人だけのものではないということでしょうか。

芸術作品は、どうしても作者の内面の発露という面があり、必ずしも「万人が理解できるもの」という訳ではないですよね。例えば、トイレの前に掲げられている絵が、男性用か女性用かなのか、作者しか判別できないものであれば問題です。(痴漢で捕まる...)

対比する考え方を挙げてしまいましたが、「本学での学ぶ姿勢について真摯に悩む発言」を読んで、デザインの持つ「吸引力(魅力)」や、デザイナーが持つ「作家性」という芸術面と、万人への判りやすさの提供という二つの面を上手く共有できれば、と考えてしまったのでした。

という訳で?、芸術ってなんだろうということもあり、「現在美術の教科書」(美術出版社)という本を衝動買いしてしまいました。
ちょっと目を通してみましたが、う〜む、現代芸術には向かない...

March 21, 2005

卒業制作展(雑感)

先日、大学(通信教育部)の卒業制作展を見てきました。
一枚の作品に思いを込める日本画コースや洋画コース、土や布を使って多彩な表現で違ったものへと変化させていく陶芸コースや染織コース、緻密な論証で都市や建築物のあり方を提案していく建築デザインコースやランドスケープデザインコース...
特に、陶芸や染織の卒業者の作品は、自分の持っていた(貧相な)イメージを破って、「そんなアプローチがあったのか」と感心してしまいました。また、ランドスケープデザインコースの卒業書の作品では、模型だけでなく、街づくりの提案資料における現状の分析から将来像までの展開に説得力がありました。

で、当情報デザインコースはというと...
予想以上に「何でもあり」でした。
プロダクトデザインのような作品あり、アートよりの作品あり、映像作品あり...
他のコースとはちょっと趣きが違ってましたね。
人とは違ったもの(発想)を求めようとし、その結果として得られた様々なかたちがありました。
でも、タイポグラフィとか図表のレイアウトとか、根底にあるのは日頃の課題で積み上げてきた技術ですね。やはり疎かにはできないです。(再認識しました)

そうそう、うちを空けている間に学校から荷物が来てました。
来年度のシラバスでしょうか?
運送屋さんの再配達を待っているのですが、なかなか来ないですねえ。
そろそろ、(自主的)春休みを終わりにして、課題に着手しますか。

March 20, 2005

ちょっと関西まで

以前の記事にも書きましたが、この3/19〜20は、大学(通信教育部生)の卒業制作展の見学をメインにして、京都、大阪をぶらっと「歩いて」きました。2日間で結構歩きましたね。久しぶりに足にマメが出来ました。(卒業制作展の感想は後日)

京都では、一乗寺界隈(詩仙院、蔓珠院の拝観)と、四条烏丸〜三条通り〜寺町〜錦町市場通り〜京都駅まで歩いてみました。大阪では、天満橋〜梅田と、心斎橋〜難波〜日本橋〜新世界〜天王寺まで歩いてみました。
ちょっと古い建築物や橋を見たり、反対に新しいビルやショップを見たり...大阪は八百八橋というとのことで、橋や川の風景が印象的ですね。(難波橋、水晶橋など)
そうそう、日本橋はイベントがあって、コスプレーヤーを見かけました。でも、「秋葉原化」には未だだったので、ちょっと安心。

結局、この2日間で、普段の生活と同じように本屋に寄って本を物色し、横浜で買える本ような買ってしまいました。(単に荷物を増やしただけ)心斎橋筋の「アセンス」という書店は、デザイン/美術系の本だけで一つのフロアとなっており、こんな書店が横浜にあったらいいなと思いました。

また、滞在中の食生活は、お好み焼き、たこ焼き、串カツ、そして蓬萊の豚まんなど、大阪の食生活(?)を堪能してみました。平素は和食しか食べないのに、ソース漬けですねえ。(これは反動?)
そうそう、初めて学校の近くにある東龍のラーメンを食べることができました。いつも人が並んでるので、そこを避けて、比較的空いている白川通りの向かいにある「あかつき」に行きます。スクーリング中で学食が休みのときは、「天下一品本店」か、「あかつき」のケースが多いですねえ。

March 18, 2005

東京藝術大学

映画監督の北野武氏が教授に就任するということで話題(応募者も凄かった!!)となった東京藝術大学の大学院映像研究科ですが、そのキャンパスは横浜市に開設されることになりました。
その場所は、馬車道で、昨年末までは「BankART1929馬車道」として、アートの展示やイベントに活用されていた旧富士銀行ビルなのですが、先日、近くを通りかかったら、開校に向けての外装工事(補修工事?)が終わったようで、外を囲っていたシートや足場の解体が始まっていました。

ここだったら自転車で通えるなあ、と思ってしまいました。
でも、「新幹線で移動する」という、日常とは違ったイベントがあることが、仕事中心/大学中心の生活の境目になっているんですけどね。(お金と時間がかかるのが難点ですけど...)

March 17, 2005

取り込んだ画像とは?

年初に、canopus社のビデオコンバータ(ADVC-55)を購入しました。
これは、アナログビデオ信号をDV信号へ変換して、Firewire(またはiLink)でPCに取り込めるようにするものです。(Win/Macの両者で使用可能)
これを購入した目的は、手持ちのデジタルカメラから動画のライブ映像をPCに取り込みたいというものでした。実際には、DVカメラを買えばこの目的を簡単に達成できるのですが、もっと安く上げる方法はないかと思案して、この方法にしてみました。
今まで動作確認してなかったのですが、久しぶりにVHSビデオを使う機会があったので、ちょっと使ってみました。
すると、ビデオコンバータのLEDが赤(停止)のままで、MacのiMovie上に全然画面が表示されないではありませんか...
後日、canopus社のWEBを見ると、iMovieのバーションが古いと誤動作するということで、iMovieをバージョンアップ(無償のver2.xからver3.0へ。これもかなり古いけど)したところ、画像が表示されるようになりました。

と、いう訳で、試しに、スクーリング科目「アニメーション2」の課題として作ったドローイングアニメーション作品を取り込んでみましたが、鉛筆の部分がかすれて、見づらい画像となっていました。
いつか、機会があれば修正したいなあ。

トリビアの種

今年1月のスクーリング「イラストレーション2」では、課題のテーマが浮かばなかったので、(苦肉の策で)うちの生まれた町が合併することに関連したテーマ(新しい種から芽が息吹くみたいなこと)で作品を作成しました。(入学説明会のコースツアーでは、そのつたないイラストが入学希望者に見られてしまったのです...)

それが、合併話が破談してしまい、作品の意義が失われてしまったので、そのことを先週、スクーリングを担当されたN先生(通学部の助教授でもある)に情デの掲示板で報告したところ、それに対するお返事とともに、フジテレビの「トリビアの泉」の「トリビアの種」コーナーに出演するので、お台場に収録いくとの近況報告がありました。

なので、放送日である昨日(3/16)、「目と耳を塞ぐように」との忠告を無視して、しっかりと確認させて頂きました。5人の各分野の教授に混じって、N先生は紅一点ということもあり、画面に出る結構機会が多かったように思えます。(お元気そうな姿が見れて、何よりでした)
で、なんのテーマで「トリビアの種」を議論していたかというと、写真を取る時に「はい、チーズ」よりもふさわしい言葉はないかということでした。
で、得られた結論は「はい、本気」だそうです!?
折角なので、学内くらいは広めてあげないと...

March 16, 2005

三連休は...

今度の三連休は、瓜生山キャンパスで開催される通信教育部の卒業制作展を見学に行こうと計画中です。
(既に、新幹線キップと宿は手配済み!!)
京都(関西)へ行くついでなので、下記のアイテムを実行しようと考えてます。

☆ 一乗寺辺りを散策する
→ キャンパスから結構近い場所なのに、昼休みを利用して「一乗寺下り松」(宮本武蔵の決闘場所)しか見たことがないので。先日購入した「京都名庭を歩く」(光文社新書)でも詩仙堂が紹介されていたので、この機会で拝観したいと思っています。

☆ 京都国立近代美術館のミュージアムショップに図録を買いに行く
→ 本校の客員教授である森村泰昌氏のものが残っていれば購入したいと思ってます。(通販でも購入できるみたいですが、現物を見てからにしたいので)あと、「モードのジャポニスム」展の図録も内容が満足できれば購入予定。でもお金が...

☆ 一緒に仕事している知人と大阪で飲む
→ スクーリングのときに京都から大阪に行くかもしれないので飲みに行こうと言いつつ、2回パスしたので、今回こそは。(さすがにスクーリングのあと、京都~大阪間を往復するのはツライです...)

そのあとの予定は無し。
あっ、3/20(日)は、瓜生山キャンパスで通信教育部の入学説明会があるそうで。
私は、入学の検討はパンフレットのみだったので、入学説明会にすごく興味があります!!(他のコースの内容が妙に気になる)
それに、今回は、デザイン科でデッサン(ペンや筆を使わない)の体験教室があるとか。在校生は出席しちゃダメかなあ。陶芸コースの体験教室もいいなあ...

ちなみに、1月のスクーリング(イラスト2)の最終日は入学説明会の日と重なっており、ちょうど制作課題のB1判ポスターが出力され、ほっとした頃にコースツアー中の入学希望者が廻ってきました。彼らに、他の人の作品と私の作品との出来を比べてられているかと思うと、ちょっと恥ずかしいなあと思った記憶があります。

March 15, 2005

おかげさまで

頂いたコメントを参考して、Firefoxをダウンロードしてみました。
おっ、記事作成の本文ボックスの上に、装飾ボタンが全部表示されましたね。
Solid Inspirationさん、ありがとうございました。

ところで、ココログの記事を書くときはiBook(Dual USB:G3-500MHz)で書くことが多いのですが、たまたま、Virtual PCでXPを起動し、XPのIEを使って記事を書こうとしたら、かなりレスポンスが悪いので、苦笑してしまいました。(実はVirtual PCの動作条件の最低基準ギリギリなんです)
なので、先日、情デのお知らせで、G4のiBookがアカデミック価格(Appleストア価格の2万円割引)で期間限定キャンペーンされるのに心が引かれてしまいました。(新学期恒例!!)
MacOSのアプリでは今のところ問題ないのに。物欲は果てしないものです...

2004年度振り返り:レポート編(その5)

「2004年度振り返り:レポート編(その2)」では、自分の反省材料として「B」評価のレポートを掲載してみましたが、今回は、どのくらいの内容のレポートを書けば「A」評価になるかの一例を載せてみたいと思います。
ここでは、「身体デザイン論」(第二課題)を載せてさせて頂きました。
課題のテーマは、「ファッションはアイデンティティを作り出す」ということに対して、ファッションが社会のなかでどんな役割を果たしてかについて留意しながら、衣服が個性、ジェンダー、民族、国家などをどう表現しているかを考えて、自分の意見をまとめなさいというものです。

読み返すと、ここでもいろいろなところを誤認識していて、非常に恥ずかしい内容となっています。
先生に「A」評価を頂いたのは、冒頭の推論に対して、実体験や文献で事実を積み上げて推論を補強し、最終結論を導き出すというレポートの流れを踏襲していたからかもしれませんねえ。(あるいは、先生の本を買って参考文献として引用したから???)

ところで、この課題は、スクーリングの前日に京都入りした際、ホテルで最終チェックをして、夜の1時過ぎにサイバーキャンパスで提出しました。締め切りまで2日あったのですが、スクーリング課題をホテルでも手掛けることになったので、結果的にはこの日の提出で良かったみたいです。(もう少し内容を推敲できた気もしますが...)

「kadai.pdf」をダウンロード

スクーリングの成果?

先日、町を歩いていたら、信号待ちになりました。そのとき、そばにあったDPE屋さんでは、写真関係のサービスとともに、名刺の印刷サービスをしていました。
そこでは、「30分程で制作します」との謳い文句で、30〜40位の見本を展示していたので、つい見入ってしまいました。というのは、2月のスクーリングは「デジタルタイポグラフィ」で、課題として名刺を作ったからです。
(絵が上手く描けない私は、タイポグラフィという分野はちょっと気になっています。)

で、それらの名刺をショーウインドウ越しに見ていたのですが、名刺全体のデザインよりも、日本語の文章と英文の文章とで行頭がバラバラだとか、”-”と数字の字間が狭すぎるとか、スペーシングやカーニングがしっかりと処理されていないのが気になってしまいました。(多分、入力したままのベタの状態なのでしょう)
これは見本だけの話で、本番ではちゃんと処理されていると思いますけど...
時間の制約等で間に合わなかったのかもしれませんが、見本だからこそ、しっかりと作って欲しいかったですね。そういう些細なことを確実にこなすことが、私のようなアマチュアとプロとの差だと思います。(偉そうなコメントでごめんなさい...)

March 13, 2005

2004年度振り返り:レポート編(その4)

参考になればということで、昨年度のレポート課題執筆時に使用した参考文献を纏めてみました。
なにをテーマに書くかで全然変わってきますので、本当に参考程度の情報ですけど...
テーマと合致する文献を探すのはなかなか大変です。なので、インターネットや図書館を効率的に利用するようにしたいですね。

「デザイン論(デザイン科)」
■第1課題:その1〜「蛇文様」をテーマとして
『十二支のかたち』柳宗玄著(岩波書店)
『鷲と蛇 シンボルとしての動物』マンフレート・ルルカー著(法政大学出版局)
■第1課題:その2〜「モホイ=ナジ」をテーマとして
『バウハウス〜歴史と理念』利光功著(美術出版社)
■第2課題:その2〜「装飾」と「デザイン」の相違点をテーマとして
『常用デザイン 21世紀を生き抜くデザイン』南雲治嘉著(グラフィック社)
『「装飾」の美術文明史〜ヨーロッパ・ケルト、イスラームから日本へ』鶴岡真弓著(日本放送出版協会)
■第2課題:その2〜明日のデザインの理想と現実をテーマとして
『世界デザイン史』阿部公正監修(美術出版社)
    
「デザイン文化論」
■第1課題〜「着物に込めた日本の美意識」をテーマとして
『東京国立博物館ガイド[本館編]改訂版 一歩近付いて見る日本の美術』(東京国立博物館運営協会)
『装うこと 生きること〜女性たちの日本近代』羽生清著(勁草書房)
『「装飾」の美術文明史〜ヨーロッパ・ケルト、イスラームから日本へ』鶴岡真弓著(日本放送出版協会)
『[カラー版]世界服装史』椎名節編(美術出版社)
『町屋の茶室』中村利則著(淡交社)
■第2課題〜日本におけるデザイン文化をテーマとして
『東西喫茶文化論〜形象美学の視点から』増淵宗一著(淡交社)
『デザイン曼陀羅/50keywords』黒川雅之著(求竜堂)
『装うこと 生きること〜女性たちの日本近代』羽生清著(勁草書房)

「身体デザイン論(デザイン科)」
■第1課題〜可変する身体をテーマとして
『最後のモード』鷲田清一著(人文書房)
『モードの迷宮』鷲田清一著(ちくま学芸文庫)
『身体の文化人類学 身体変工と食人』吉岡郁夫著(雄山閣出版)
■第2課題〜民族服とアイデンティティをテーマとして
『ファッション学のすべて』鷲田清一著(新書館)
『ファッションの20世紀』柏木博著(日本放送出版協会)
『問いかけるファッション〜身体・イメージ・日本』成美弘至著(せりか書房)
『身体の夢 ファッションor見えないコルセット』京都服飾文化研究財団

あと、レポートには引用しませんでしたが、下記の文献なども参考にしてます。
『衣装の美学〜身体と世界の接点』塚本瑞代著(行路社)
『服飾の表情』小池三枝著(勁草書房)
『デザインの20世紀』柏木博著(日本放送出版協会)
『ナチス時代のバウハウス・モデルネ』ウィンフリート・ネルディンガー著(大学教育出版)
『近世の蒔絵』灰野昭郎著(中公新書)
『茶の本』岡倉天心著(講談社学術文庫)

March 12, 2005

美貌の女流作家「矢田津世子」

本屋で、「ニュートラル—Travel for life 」という雑誌を見つけました。
今回で第2号とのことですが、特集が「美人のルーツ」で、 ヨーロッパ、南米、アフリカ、トルコなどの現地取材とともの私の故郷の秋田も数ページ掲載されていました。
良く「秋田美人」と言われますが、どうなんでしょう?
私は「秋田美人」とは「肌美人」で、その観点でいけば、「肌美人」が多いのは県南部だと思います。
そこは盆地で水が奇麗な所なので、そういう環境が育んだものだと思います。
(この雑誌でも、肌のきめ細かさや色白さが他県より上回っているとの話を上げてました)
私の生まれ育ったところは県中央部なんで、「秋田美人」の産地とは違うと思うなあ...
(この周辺の人、読んでたらゴメンなさい)

ところで、この特集の秋田のコーナーで、うちの町の出身である小説家の矢田津世子が紹介されていました。(1ページだけですが)
彼女は、結核を煩って三十六歳の若さで死去した明治の女流作家です。実は、生家跡に文学碑が建つまでは知らなかったんですけど... 
芥川賞候補になりながらも、前年も秋田出身の作家が芥川賞を受賞したので、選に漏れたとか、いろいろと不遇な人だったようです。で、この雑誌に紹介されていたということは...

そう、「美貌の女流作家」ということらしいです。この雑誌では、当時の「ファッションリーダー」だったことも紹介されています。どんなお顔か興味がある人はここを見て下さい。でも、地元でこんな奇麗な人を見たことはないなあ。(またまた失礼!?)

ちょっと悔しい

ココログの記事本文を作成する際に、文字を装飾したり、リンクを張ったりするときには、本分入力ボックスの右上にあるアイコンを使っていると思いますが、Macで記事を作成しようとすると、「画像の挿入」と「ファイルの挿入」の二つのボタンしか表示されません。
これは悔しいというか、悲しいというか...
本文に制御文を自分で埋め込めばいいんですけど、ちょっと面倒ですね。(文字装飾もあまり使わないけど)

ところで、他社のブログでのMac対応はどうなんでしょ?(あるいは無料のベーシックコースだから???)
メールアドレス持っていたので、そのままここのブログサービスを使うことにしたので、他社との比較は考えていなかったんですよね...
アドレス変更も、なんか面倒だし。メールアドレス・ポータビリティって考えは無いのかなあ。

最近買った本

先週末に「おたく:人格=空間=都市」展を観ようと東京都写真美術館へ行ったのに、休日で混雑して観れなかったことを以前書いたのですが、そのときにミュージアムショップで岡田斗司夫著の「オタク学入門」を購入しました。
表紙とあとがきから、この本は東大のゼミのテキストにもなっていたということなので、つい衝動買いをしてしまいました。
今週は、電車の車内(会社の帰り)で読んでたんですけど、活字がちょっと大きめで、読み易い内容だったので、数日で読み終わりました。

この本のなかでは、著者は、オタクには「粋の眼」、「匠の眼」、そして「通の眼」があるいう説を述べており、更には、西洋文化の系譜に対比される東洋文化の系譜の最後に「オタク文化」が含まれると述べています。
作者の述べるこれらの論旨には「眼からウロコ」でした。

ところで、以前は、自分の好きな道を極める「マニア」や、ある分野については妙に物知りだった「ハカセ」が深化したものが「オタク」として認識されていたように思えます。(この流れからいくと、私は間違いなくオタク予備軍ですねえ...)
でも、現在は、自分達を理解しようとしない外界と遮断し、同じ嗜好を持つ者たちだけでコミュニケートする「コミューン」、あるいは他者とのコミュニケーションも行わない「個人」が、「オタク」と認識されているようにも思えます。(必ずしもそういう人たちだけでは無いと思いますが)
また、「おたく:人格=空間=都市」展で「オタク」の悪い例(?)として提示されていましたが、「オウム真理教」や「宮崎勤」などによって、「オタク」という存在が社会に誤認識されてしまったことも良くなかったですね。
そういうネガティブなイメージみたいなものをなかなか払拭できずにいるような気がします。

という訳で、次は「情報デザイン入門 インターネット時代の表現術」(平凡社新書)を読む予定でおります。

March 11, 2005

増田ジゴロウ...

平日、残業して会社から帰ってきてからは、食事して、シャワー浴びて、そのあとは...

レポート書きを精を出していた頃は、寝るまでの時間はテキスト読みの時間だった。
勝手に春休みに突入している現在では、テレビをボーっと見たり、本を読んだり、WEBを見たり、あるいは寝酒を飲んでみたり...生産性の無い自堕落な生活である。(本当はこんな生活を改めるためにも大学に入学したのに)

さて、去年の夏以降はレポートを書くときには集中するために、テレビをつけることはなかったけど、最近は深夜のテレビを見る時間が増えてしまいました。
ボケーっとテレビを見ながらチャンネルを切り替えるうちに、ちょっと気になるものが目に入りました。それは、神奈川県のローカルテレビ局である「テレビ神奈川(tvk)」に出演中の増田ジゴロウ君です(競演している木村カエラも気になるけど)。
「saku saku」という朝の番組が深夜に再放送されておりまして、その番組に出演中の(サイコロのような四角い顔の)ジゴロウ君と(綺麗な)木村カルラの姿が妙に気になります。(その番組を最初から最後まで観たことは無いけど)

という訳で、ジゴロウ君の顔に興味がある人は「saku saku」の公式サイトへ!!
と、書きつつ、今は「ニュー・デザイン・パラダイス」(フジテレビ)を観てます。

March 09, 2005

東京街歩き

昨日(3/8)は所用で会社に休みを貰ったけど、予定通り(?)早々に用事が早く終わったので、ちょっと都内を街歩きをしてみました。
なにせ、天気が良く、暖かいので、運動不足を解消するにはちょうどいいだろうと思った次第。
で、当初は途中でバスに乗るつもりだったのに、調子に乗って、都内の恵比寿から銀座まで歩いてしまいました。
起点は東京都写真美術館がある恵比寿で、天現寺〜麻布十番〜飯倉〜神谷町〜虎ノ門〜日比谷と経由して最終目標は銀座のAppleストア。iPodとデジカメをお供に連れて3時間程歩いてみました。

今の住まいの横浜に引っ越す前は川崎だったので、比較的都内が近いので、フラフラと都内を街歩きをしていたけど、横浜に移ってからは多摩川を越えるのが億劫になっていました。
大学に入学して、人形町の東京キャンパスに行く機会が増えてくると、都内に出るのも躊躇しなくなりましたね。
なので、ちょっと前に歩いた街をまたブラブラと歩いてみたくなりました。

久しぶりに歩いてみると、暫く見ないうちにいろんな建物が建っていて興味深いですねえ。さすがにうちの田舎とは違って街の成長のスピードが早いです。(今回は、泉ガーデンタワーに初めて行きました。)
でも、変わり行く街の中に、何十年も変わらずに同じ佇まいで存在している建物や風景を見かけると、なぜかホッとしたりするんですよね。

刺激を受けたので、途中の書店で「新建築ウォッチング~Tokyo edge (2003-04)」(朝日新聞社刊)という本を購入してしまいました。(めぼしいものがこれしかなかったです)

March 08, 2005

2004年度振り返り:レポート編(その3)

本学の他の皆さんはレポートを書くときはどのように進めていらっしゃるのだろうか?

私の場合は、
1)テキストの課題範囲を読んで、ポイントとなりそうな文章をノートに抜き出しする。
2)1項で書き出した文章から、レポートの主題となりそうなものを絞り込む。
3)2項を元にレポートの下書きを書く。
4)3項の文章を補足するため、テキストの他の部分や参考文献を読み、同意、あるいは反証となる文章をノートに書き出す。
5)3項の下書きと4項の文章を組み合わせてレポートを肉付けして行く。
という流れで進めてます。

今までの実績だと、大体、1〜2項が1週間から2週間で、3〜5項が1週間くらいの作業時間なので、半月くらい時間をかけてますね。最初からある程度のものが出来ている訳ではなく、ちょっと書いては不足している箇所を継ぎ足してという感じで、少しづつ進めて行くのが常なので、完成までに時間がかかります。単位習得試験もこのやり方しかできないので、効率が悪いです。(実は仕事の資料作成も同じやり方...)

March 06, 2005

おどろき盤

先日、東京都美術館に行ったとき、展示フロアには入場しなかったけど、ミュージアムショップに入った話を書いた。
そのとき、本コースの教授(アニメーションコースも担当されてらっしゃる)である田名網先生のアニメーション作品のDVDが置かれているのを発見したのだが、それとは別に「フェナキストスコープ」が置かれているのも発見した。
スクーリング「アニメーション1」を受けられた方は、「フェナキストスコープ」というより、「おどろき盤」というほうが、なじみがあると思いますが。うちらが課題で制作した物より小さいもので(直径20センチくらい)、ヨーロッパからの輸入品だと思います。ちょっと、スクーリングのときを思い出してしまいました。(去年の出来事なのに、妙になつかしい感じ...)

March 05, 2005

風邪が直らないけど...

2月のスクーリングの際にひいた風邪がなかなか直りません。
横浜で春一番が吹いた頃に直ったと思ったのですが、翌日から朝晩の気温が低くなっていくとともに、少しづつ悪化してきまして... 
と、言っても寝込むほど酷くはないのですけど。

今日は昼まで寝ていたら、かなり具合が良くなったし、昨日雪が降ったのに対して、今日は天気が良くてちょっと暖かかったので、都内まで出かけることにしました。行き先は恵比寿の東京都写真美術館。「ヴェネチア・ビエンネーレ国際建築展日本館帰国展」を観に行ったのです。そう、「おたく:人格=空間=都市」と題されたアレです。
ですが、先週のNHKの「日曜美術館」でも紹介されていたせいか、大盛況で入場制限しており、1時間待ちという状態でした...
そこまでして観る気力が無かったので、結局諦め、そのまま帰るのも何なので、ミュージアムショップに寄りました。田名網先生のアニメーション作品集のDVDが置かれていましたね。(気にはなったけど購入はせず...)
その後、折角なので、六本木ヒルズに行き、Art関係の本を物色することにしました。
ヒルズには森美術館などの施設があるので、芸術/建築関係の書籍を扱っているショップ(グッズも少々)があるんですよ。美術館に行こうかとも考えていたんですけど、ショップで本を物色しているうちに結構時間が経ってしまったので、結局美術館には行きませんでした。澤田智子の「OMIAI」という写真集と、やなぎみわの「Grand Mothers」という写真集が気になったんですが、これも購入せず...
なんか、「近くの書店で済ませればいいじゃん」って、突っ込みが入りそうな時間の過ごし方でした。

March 04, 2005

角川書店の本

角川書店と言えば、どうしても角川映画を思い出してしまいますが(世代がばれる...)、書店でデザイン/建築/写真関係のコーナーを物色していたときに、下記のような本が角川書店から出版されているのを見つけました。

1.「対論・空間表現の現在—建築をめぐる30人との知的冒険」
2.「デザインの瞬間—創造の決定的瞬間と先駆者たち」
3.「モードと身体—ファッション文化の歴史と現在」
4.「空間プロデュースの視点」
5.「現代写真のリアリティ」
6.「写真について話そう」

これらの本の共通点は何かというと...
全てうちの学校のテキストなんですね。

テキスト課題の「身体デザイン論」を受けようと思ったのは、3の本を店頭で見かけて、面白そうな内容だなあと感じたからなんです。当初はこの科目をとる予定ではなかったのに。

実は、2、4、5、6は自腹で購入しました。教科書ではなく、読み物としても面白そうだったし、なによりもそのコースの所属でないとそれらが入手できないみたいだったので...(ちゃんと調べた訳ではないですけど)
ちなみに、1〜4は空間演出デザインコース、5〜6は写真デザインコースの教科書のようです。
そうそう、情報デザインコースのテキストも市販されてますね。一冊4000円くらいですけど。(専門書なので高いです!!)

March 02, 2005

2004年度振り返り:レポート編(その2)

と、いうことで、前回の記事に引き続き、2004年度の(悪行)振り返りです。
惜しくも「B」評価になった課題のうちの一つを公開させて頂きます。(恥ずかしい...)
読み返すと、ボロボロですねえ。ブツ切れの内容で説得力ないですよね。
ホントに「悪い例」でございます。
これをリファレンスに「A」評価を目指してください。

--- ここから ---

【第2課題(a):装飾とデザインの相違点】

【1.はじめに】
 第1課題では、「装飾と民族」から「蛇文様」の章を、「技術と社会」から「モホイ=ナジ」を選択した。
このうち、「モホイ=ナジ」の章において、デザインについて、下記のように言及している一文がある。
「デザインをするということは、製品に対して、単に外観的な美しさを与えるためではなく、その製品を使う人々に対して、何らかの価値を与えるものでなければならない。」
 この一文だけで解釈してしまうと、製品において、「外観的な美しさ」を与えることが「装飾」であり、「何らかの価値」を与えることが「デザイン」であると捉えることができる。

【2.価値の付与】
 レインコートという制作物を制作することを例に考えると、レインコードにおいて、価値として必要とされることは「雨の中で使用できること」である。
雨の中での使用を可能とするためには、撥水性、あるいは防水性を持つ素材を選択することや、水が溜まりにくい形状とすること、水が濡れないような縫製をすることなどが考慮されるはずである。
価値を与えるためには、様々な要素の積み重ねが必要とされるのである。
 このように、一つ一つの構成要素を独立したものと捉えるのではなく、それらの要素を組み合わせたとき、生み出される最終形態がどのようなものになるかを導き出すことが「デザイン」をするという行為ではないだろうか。
 では、デザインの過程で、「装飾」はどのように存在するのであろうか。
同様にレインコートを例にすると、どのような形とするか、色使いをどうするか、表面に模様を付け加えるか、などの行為が、レインコートに対して「外観的な美しさ」を加えることになる。
しかし、その行為は、レインコートに対して、「雨の中で使用できること」という価値を生み出そうとする行為と比較すると、支配的、絶対的な要素では無い。
あくまでも「価値」イコール「機能」で考えると、色の選択においても、雨の中でも視認性の高い色を用いるとか、あるいは跳ね上がる泥が付着しても汚れが目立たない色を用いるというようなことが選択基準となるであろう。
機能の満足だけを要求すると「外観的な美しさ」とは離れたものになってしまう。

【3.関係の存在】
 「装飾」は対象とする素材・素地があってこそ、成立するように思われる。
「デザイン」が価値の創造のために、複数の要素を積み上げていく行為だとすれば、「装飾」は積み上げられたものに対して「装う」、あるいは「飾る」という付け加える行為ではないだろうか。
「装飾」を行う対象は、自らの肌や身体、身に付ける衣服やアクセサリー、建築物などであるが、それらは「装飾」に先立って既に存在しているものである。
参考文献『「装飾」の美術文明史』のなかに、「装飾」とは、『人間と世界、私と社会などの「関係」を造形言語で言い表そうとする積極的な表現』という一文があった。
 「装飾」が、既に存在するもの同士に「関係」を持たせるためのものであるとすれば、「デザイン」は、既に存在するものと「関係」を持つ、新しいものを造り出す行為なのではないだろうか。

【4.「装飾」と「デザイン」の共通点】
 第一課題にて「蛇文様」の章を題材としたが、それらの文様には、元々は、呪術的な目的や、崇拝、畏怖などの意図が有り、そこには、制作者からのメッセージが込められていたという。
そして、参考文献『常用デザイン』では、デザインには、「不特定多数の人達への明確なメッセージ」が存在すると記述している。

 文様においては、メッセージの対象は「人達」ではなく、神々や動物、死者などに対する「見えざるものへのメッセージ」であった。
しかし、時代を重ねていくとともに、「見えざるものへのメッセージ」という意味が希薄となっていき、形骸化された図案となってしまった。
その結果として、「見えざるもの」ではなく「他者」に対して、「美しさ」というメッセージを伝えるものになってしまったのかもしれない。
デザインは、当初から、他者とのコミュニケーションを取るための「メッセージ」としての位置付けが明確であった。
 このような「メッセージ」、つまり、何かを伝えたいという意図が「装飾」と「デザイン」との根底にあるものではないだろうか。

 「デザイン」から「装飾」の要素が抜け落ちてしまうと、無機質で何かしらよそよそしいものとなってしまい、また「装飾」が「デザイン」の過程で生まれてくるものとすれば、両者は切り離しては考えられないものである。

--- ここまで ---

2004年度振り返り:レポート編(その1)

一年目となった2004年度は、下記の科目についてレポートを提出しました。

■ 学術基礎1
■ デザイン論(デザイン科)
■ デザイン文化論
■ 身体デザイン論(デザイン科)

「学術基礎1」以外は2課題分の提出が必要となる科目ですので、全部で7課題のレポートを提出したことになります。
(1つの課題でテーマが2つ提示されている場合もあるので、実際には7つ以上ありますが)
初めて書いた「学術基礎1」は、テーマの掘り下げが甘いので内容の薄いものとなっており(レポートというよりエッセイと言ったほうが良い)、しかも、レポートの書き方もなっていないものでした。(いままでの学生/会社で作成してきた理系の実験/調査レポートと趣が違いますね)
レポートの評価は「B」だったのですが、最初なので甘く評価してくれたんだと思います。自分的には「C」以下だと思っています。

なので、そのあと、「大学生のためのレポート・論文術」(講談社現代新書)を読んだり、「学術基礎1」の単位取得試験の準備で再度テキストを読み返したりしました。そのせいか、そのあとは「A」評価を頂くことが多くなりました。(多分、甘く点けてくれていると思います...)

でも、そのなかにあって、「デザイン論」の第2課題は「B」評価でした。読み返すと、先生の御講評通り、記述が不十分なところがあり、説得力が不足しています。
この文のあとに「もう一言」がほしいというところが多々ありました。
実は、帰宅途中に郵便局の深夜窓口に寄って、速達で出さないと締切日に間に合わなくなる状態だったので、会社の休み時間に締めの部分の追記と最終チェックを行い(ちょっと勤務時間で内職しつつ!?)、「もういいや」と妥協したことがそのまま結果として出たという感じです。
そこで、自戒の念を込めて、第2課題の2テーマの全文を別記事にて掲載していきたいと思います。
来年度も同じ課題なら参考になるでしょう。(反面教師として...)

スクーリング時の移動手段

スクーリングで知り合いになったYuckさんが、京都のスクーリング中でのバス移動について書かれていました。私は、バスでは渋滞などで時間が読めないときがあるので、バスの移動は最小限に留めています。なので、基本的には電車(地下鉄)と徒歩が移動手段です。

スクーリング期間の滞在場所としては、最近は四条が多いのですが、京阪の四条駅まで徒歩で移動し、四条〜出町柳を京阪電車で、出町柳から白川通りの学校までは徒歩で移動することにしています。(そのためにちょっと早めにホテルを出ていますが)
平素の通勤では歩く時間が短く、運動不足気味なので、ちょっとは運動になるかなあ、と思いながら歩いています。(歩くことはそれほど苦ではないので)
出町柳〜百万邊〜東大路〜御影通り〜白川通りという経路で歩いています。
大体35分位の距離でしょうか。ときどき、気分によってコースを変えたりします。
あっ、雨の場合は、バスですよ。

March 01, 2005

「カーサ ブルータス」の特集

「カーサ ブルータス」の3月号を購入しました。特集は「インド」!!
実は、生涯唯一の海外経験は、インドなんです。仕事でちょうど一か月滞在したんですけど。
インドは、2度と行きたくないような、もう1度行きたいような、ちょっと複雑な思いがある国です。
エジプトのピラミッドも見たい建造物ですが、インドのタージマハールも見ておきたい建造物の一つですねえ。愛した人のために、あれほどの巨大な墳墓を建造してしまう熱意(愛情)は「凄い」の一言です。
帰国の当日に営業さんの案内でデリーのフマユーン廟(世界遺産)を見学させてもらい、その規模に圧倒されたのですが、タージマハールの白亜のドームは更に圧倒させてくれるに間違いありません。

インドは歴史的建造物が多いので、すごい興味があるのですが、蒸し暑さと臭い、そして人の多さには閉口してしまいます。
私が仕事で滞在したところがデリーのような近代的な大都市ではなく、地方都市だったからかもしれませんが、蒸し暑さも加わって、スパイスと牛の糞が混じりあったような強烈な臭いが街に漂ってました。(風がないので空気が滞留しているような感じでした)
どうもその印象が強くて、再訪には躊躇してしまいます。(勿論、お金の問題もありますね)
日本のように一人旅できるようになればいいのですが、経験値が...
滞在中は仕事のメンバーが居たので、後ろにくっついていけばなんとかなりましたが。

あっ、イギリスが都市整備したニューデリー地区は綺麗ですよ。(ちょっとフォロー)

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