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March 12, 2005

最近買った本

先週末に「おたく:人格=空間=都市」展を観ようと東京都写真美術館へ行ったのに、休日で混雑して観れなかったことを以前書いたのですが、そのときにミュージアムショップで岡田斗司夫著の「オタク学入門」を購入しました。
表紙とあとがきから、この本は東大のゼミのテキストにもなっていたということなので、つい衝動買いをしてしまいました。
今週は、電車の車内(会社の帰り)で読んでたんですけど、活字がちょっと大きめで、読み易い内容だったので、数日で読み終わりました。

この本のなかでは、著者は、オタクには「粋の眼」、「匠の眼」、そして「通の眼」があるいう説を述べており、更には、西洋文化の系譜に対比される東洋文化の系譜の最後に「オタク文化」が含まれると述べています。
作者の述べるこれらの論旨には「眼からウロコ」でした。

ところで、以前は、自分の好きな道を極める「マニア」や、ある分野については妙に物知りだった「ハカセ」が深化したものが「オタク」として認識されていたように思えます。(この流れからいくと、私は間違いなくオタク予備軍ですねえ...)
でも、現在は、自分達を理解しようとしない外界と遮断し、同じ嗜好を持つ者たちだけでコミュニケートする「コミューン」、あるいは他者とのコミュニケーションも行わない「個人」が、「オタク」と認識されているようにも思えます。(必ずしもそういう人たちだけでは無いと思いますが)
また、「おたく:人格=空間=都市」展で「オタク」の悪い例(?)として提示されていましたが、「オウム真理教」や「宮崎勤」などによって、「オタク」という存在が社会に誤認識されてしまったことも良くなかったですね。
そういうネガティブなイメージみたいなものをなかなか払拭できずにいるような気がします。

という訳で、次は「情報デザイン入門 インターネット時代の表現術」(平凡社新書)を読む予定でおります。

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