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February 12, 2006

公開シンポジウム

この週末は、京都では情デの「卒制・最終プレゼン」が行われていますが、お金をケチった私は、本学の比較芸術学研究センタの企画による「家屋、庭園、風景 -京都の地平から-」という公開シンポジウムを聞きにいくため、都内に出かけてきました。
「日本では古来から日常生活と芸術とが密接に関わっている」という観点から、衣食住という日常生活における「文化」と「芸術」の関わりを紐解いていこうということで、今回は「住」をテーマとしたシンポジウムでした。
公開ということで、参加者が多くて、150人以上が入っていました。(平均年齢高め)

内容は、基調講演として、京町家で実際に生活されている方からの話と、ウィーンのシェーンブルグ宮殿内にある日本庭園の修復に関する話を。そのあとは、学長から「月と住まい」との関わりを題材とした文学作品の紹介と、パネル・ディスカッションとなってました。

全体を通して印象的だったのが、京町家という我々にとっては「伺い知れない空間」が、実は日本人が昔は普通に過ごしていた「日常生活」を残し続けていたということでした。
一つは、四季との関わり。
光の入り方だったり、包丁を入れた野菜の香りだったり、祭事などのイベントだったり、日常生活の中から、さまざまな形で四季の移り変わりを感じられるとの話をされていました。最近の我々の生活ではは四季の移り変わりを実際に感じる事が少なくなったような気がします。他からの情報によって「四季の変化」を感じてしまったり。田舎で住んでいた頃は、木々の変化や太陽の光の加減などで変化を感じたものでしたけど...
もう一つは、人と家のつきあい方(ふるまい)に関すること。
無意識のうちに人と家が対話していると言う感じでしょうか。「うちのなかに違う感覚が存在する」という言葉で話されていました。今の家は、西洋のようにトップライトになったせいで、昔の日本家屋のような「陰影」が無くなったということだそうです。(日本では横から採光する考えとのこと)
これに関して、谷崎潤一郎の「陰翳礼讃 」に対するするどいツッコミがありました。(彼がこの本を書いた同時期に「夏にはクーラーが無いと過ごせない」みたいな事を他の本に書いていたとか...)

ディスカッションが短かく(学長による前段の話が長かったせい)、テーマが掘り下げられないうちに終わってしまった感じがするなど、物足りないところもありましたが、全体としては、自分の守備範囲を拡大するのに繋がりそうな感じがしました。秦家の映像を納めたDVD、ほしいなあ。

そう言えば、本学長を生で見たのは初めてだったような...

PS.昔は、床の敷居を踏むと親とかに怒られたものですが...(秦家では敷居を踏まれて困っているらしいです。青竹踏みじゃないですよぅ...)

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