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March 19, 2008

週末は京都へ(その2)〜卒展見学

と言う事で、この週末の日曜日は、この日が初日となる京都の本校での通信教育部の卒業制作展を見学してきました。
でも、開始時間が11時ということで、まずは岡崎の京都国立近代美術館で開催中の「 ドイツ・ポスター 1890–1933」という展覧会を見学してから本学へ移動することにしました。
ホテルのある四条烏丸から開店準備中の錦町市場、新京極のお寺、三条大橋を渡って、白川沿いを経て岡崎までと、小一時間ほどの散歩を楽しんで近代美術館へ。

この展覧会、1890年から1933年と、第一次大戦を挟んだ近代ドイツでのポスターの展示という内容でしたが、個人的には楽しめましたね。
使っている絵は、ファインアートの絵画のようなポスターの内容を写実的に表現しようとするものから抽象的な表現や記号を使用したもの、あるいは、写真との組み合わせたものへと、いろいろと表現方法がに展開していく過程が見れました。また、文字の取り扱いについても、大きさや色、書体への配慮など変化の過程が見れましたね。
特に、バウハウス、あるいはヤン・チョヒルトの頃には、ポスターが構成する要素が整理された「モダンデザイン」へと昇華していくのが興味深いです。(と言ってもこの展覧会ではそこが一区切り、でしたが)

そのあとは、岡崎からバスで本学まで。
まずはギャラリーRAKUで展示中の染織コースの卒業制作をざーっと見てから人間館へ。
勿論、人間館では情デの展示を一番最初に観させてもらいました。
今回の情デの卒業生は24名。そのうち、最終プレゼンに参加された「純粋な」本学生は10名なんで、残りの14名は併修生なんですよね...
そのように展示数が少ない状況だったんで、去年までは人間館の1階と地下1階の二部屋で展示していたのに、今年は情デとしては地下一階の一部屋のみの展示で、今まで使っていた1階の部屋は写真コースとアニメーションコースの展示エリアとなってました。(悲)
併修生の展示が多ければ良かったんですが、1名のみの参加だったんで、都合11名という寂しい状況だったんで、仕方無いですね...
でも、作品全体は粒ぞろいだったと思います。惜しむべきは、作品全体のレベルは底上げできたけど、特出して「凄い」と思わせるものがなかったことかなあ。

情デの作品以外は「ちょっと見」という感じで流してしまいましたが、空デの展示は情デと似た部分があって、面白いですね。
あと、去年まではランドスケープと建デをじっくり見てたけど、今年はあっさりと見るだけでしたね。
そう言う意味では、段々と興味が変わって来たかもしれませんね。
ところで、ランドも建デも、今までと傾向が違った作品が見受けられました。
そのなかで、ランドの作品は、学長賞を取ってました。ランドの卒制作品というと、地域や街の開発や活性化という観点で、モデルを併用したペーパープレゼンテーションという感じが強かったけど、今回学長賞を取った作品は、参加型環境教育の提案というもの。この展示を見ているときにランドの先生と学生さんたちが、学長が展示を見に来たときの話をしてたんだけど、内容的にも地味な作品だったんで、学長賞は「まったくの想定外」だったそうです。
学長賞として、陶芸コースの作品も選ばれてましたね。

で、情デの卒業制作の作品に話を戻すと、今年は去年に引き続き、他者との「コミュニケーションツール」が優秀賞に選ばれたという感じかな?
と言っても、今年は二作品が選ばれたんで、「コミュニケーションツール」という形態はそのうちの一片方になります。もう一方は、「既存のデザインからの逸脱」という発想の素晴らしさへの評価という感じかもしれませんね。これらの作品は、発想を形にするうえでの、労力/時間の積み重ねが作品に表れてました。
他者とのコミュニケーションを成立するための新しい発想、あるいは他者へ情報を提示するための今までとは異なった視点、というものを具現化することが求められているんですかねえ...
単に技工/技法に磨きをかけるのではなく、新しい発想を生み出すための自分への働きかけが大切なんでしょうね。(笑)

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